世界遺産 治安ランキング2026
掲載44箇所中、レベル0(外務省の危険情報発出なし)は10箇所、レベル1は29箇所、レベル2は3箇所、レベル3は1箇所、レベル4は1箇所です。
全体の約23%が外務省の危険情報レベル0(発出なし)、渡航の必要性を再検討すべきレベル2以上は約11%にとどまります。
最も高いレベル4はバールベック(レバノン)です。
本ページはUNESCO「危機遺産リスト」とは別物です
本ページはUNESCOの危機遺産リスト(世界遺産としての保全状態・自然災害や紛争による損壊リスクを評価する制度)とは別物で、日本国外務省の海外安全情報「危険情報レベル」(渡航者の身の安全に関する情報)に基づく治安データです。両者は評価主体・基準がまったく異なるため、危機遺産リストに載っている=治安が悪い、載っていない=治安が良い、とは限りません。
地図で見る治安レベル分布
- レベル0(発出なし)
- レベル1
- レベル2
- レベル3
- レベル3以上(渡航中止勧告・退避勧告)
全44箇所 一覧(レベル昇順)
見出し(スポット/国/レベル/データ取得日)をクリックすると並べ替えられます。
| スポット | 国 | レベル | 補足 | データ取得日 |
|---|---|---|---|---|
| アルベロベッロのトゥルッリ | イタリア | レベル0(発出なし) | 外務省はイタリア全土に危険情報(レベル1〜4)を発出しておらず、アルベロベッロが位置するプーリア州も公式にはレベル0。ただし外務省の安全対策… | 2026-07-12 |
| サントリーニ島 | ギリシャ | レベル0(発出なし) | 外務省はギリシャ全土に危険情報を発出しておらず危険レベル0(通常の注意)。サントリーニ島はリゾート観光地で治安は良好だが、ハイシーズン(6〜… | 2026-07-12 |
| シントラの文化的景観(ペーナ宮殿) | ポルトガル | レベル0(発出なし) | シントラはリスボン地区に位置し、ポルトガル全土と同じく外務省危険情報レベル0(危険情報なし)。国内に特別高リスク地域はなく全土レベル0。主な… | 2026-07-12 |
| ドブロブニク旧市街 | クロアチア | レベル0(発出なし) | ドブロブニク旧市街が所在するドゥブロヴニク=ネレトヴァ県への外務省危険情報の発出はなく実質レベル0。クロアチア国内では過去に内陸部(シサク=… | 2026-07-12 |
| バレッタ旧市街 | マルタ | レベル0(発出なし) | バレッタ旧市街を含むマルタ全土:外務省危険情報レベル0(危険情報発出なし)。マルタは面積316km²の小さな島国でEU加盟国(2004年)。… | 2026-07-27 |
| ハロン湾 | ベトナム | レベル0(発出なし) | クアンニン省(ハロン湾)を含むベトナム全土に対し、外務省は危険情報(レベル1〜4)を発出していない(レベル0)。ただし2025年7月に湾内で… | 2026-07-12 |
| ブレッド湖 | スロベニア | レベル0(発出なし) | ブレッド湖が属するゴレニュスカ地方(上クライナ地方)を含むスロベニア全土で、外務省の危険情報・感染症危険情報ともに発出なし(レベル0)。地域… | 2026-07-12 |
| ホイアン | ベトナム | レベル0(発出なし) | 2026年7月12日時点の調査では、ベトナム全土に対する外務省危険情報(レベル1以上)の発出は確認されていない。ただし本値は外務省公式ページ… | 2026-07-12 |
| 台南(安平・赤崁楼) | 台湾 | レベル0(発出なし) | 台南市(台湾)の外務省危険情報レベルは0(危険情報なし)。台湾全土に対して危険情報は発出されておらず、台南は民間調査(tabi-guard.… | 2026-07-27 |
| 麗江古城 | 中国 | レベル0(発出なし) | 雲南省・麗江への個別の危険情報は発出されていない(新疆ウイグル自治区・チベット自治区のみレベル1)。ただし中国全域で人が集まる場所での刃物に… | 2026-07-17 |
| アユタヤ | タイ | レベル1 | アユタヤはプラナコーンシーアユタヤ県(タイ中部)に位置し、外務省の危険指定地域(南部4県・カンボジア国境地域=レベル3)には含まれない。中部… | 2026-07-15 |
| アルウラ(ヘグラ遺跡) | サウジアラビア | レベル1 | アルウラが属するマディーナ州は「その他全土」に該当しレベル1(十分注意してください)。イエメン・イラク国境地帯やジャーザーン州・アシール州・… | 2026-07-16 |
| イグアスの滝 | アルゼンチン | レベル1 | 外務省の危険情報によるとブエノスアイレス市・ロサリオ市はレベル1(十分注意)。イグアスが位置するミシオネス州・プエルト・イグアスについてはア… | 2026-07-12 |
| ウユニ塩湖 | ボリビア | レベル1 | 外務省はラパス市・エルアルト市・サンタクルス市等にレベル1(十分注意)を発出中。ウユニが属するポトシ県については単独の地域別レベル指定情報は… | 2026-07-12 |
| オアハカ歴史地区とモンテ・アルバン | メキシコ | レベル1 | オアハカ州はレベル1「十分注意してください」。メキシコ国内ではタマウリパス州・シナロア州・ミチョアカン州がレベル2(不要不急の渡航中止)、ゲ… | 2026-07-12 |
| カッパドキア | トルコ | レベル1 | カッパドキアが位置するネヴシェヒル県には外務省の個別危険情報は発出されておらず、主要観光エリアとして相対的に安全とされる。トルコ全体ではシリ… | 2026-07-12 |
| ガラパゴス諸島 | エクアドル | レベル1 | 外務省はエクアドル全体に対して地域別の危険情報を発出しており、国境地帯・麻薬カルテル活動地域はレベル3、グアヤキル(グアヤス県)はレベル2。… | 2026-07-12 |
| サマルカンド治安を詳しく見る → | ウズベキスタン | レベル1 | サマルカンド州はレベル1「十分注意してください」。ウズベキスタン国内でレベルが高い地域はアフガニスタン国境付近(レベル2)およびフェルガナ盆… | 2026-07-12 |
| ザンジバル・ストーンタウン治安を詳しく見る → | タンザニア | レベル1 | ザンジバル島(ストーンタウン含む)は危険レベル1「十分注意してください」。国全体の最悪値はキゴマ州西部等(レベル3)・ムトワラ州(レベル2)… | 2026-07-17 |
| シーギリヤ | スリランカ | レベル1 | シーギリヤはマータレー県(中央州)に位置し、スリランカ全土と同じ危険レベル1(十分注意してください)が適用される。外務省はスリランカ全土を統… | 2026-07-12 |
| ジャイプール | インド | レベル1 | ラジャスタン州(ジャイプール含む)は外務省危険レベル1「十分注意してください」。インド国境地帯(パキスタン・中国国境付近)はレベル3〜4だが… | 2026-07-16 |
| シャウエン(青い街) | モロッコ | レベル1 | シャウエン(チェフシャウエン)が属するタンジェ・テトゥアン・アル・ホセイマ地域を含むモロッコ全土が「危険レベル1(十分注意してください)」。… | 2026-07-12 |
| セレンゲティ国立公園 | タンザニア | レベル1 | セレンゲティ国立公園が属するアルーシャ州は危険レベル1(十分注意)。国境地帯(キゴマ州西部等)はレベル3と高く異なる点に注意。2025年10… | 2026-07-17 |
| チチェン・イッツァ | メキシコ | レベル1 | チチェン・イッツァが位置するユカタン州はレベル1「十分注意してください」。メキシコ国内ではタマウリパス州・シナロア州・ハリスコ州南部等がレベ… | 2026-07-12 |
| ティカル国立公園 | グアテマラ | レベル1 | ティカルが位置するペテン県はレベル1(十分注意してください)。グアテマラ国内ではサンマルコス県・ソロラ県・イサバル県の特定市がレベル2「不要… | 2026-07-16 |
| トビリシ旧市街治安を詳しく見る → | ジョージア | レベル1 | トビリシを含む「上記を除く全土」は危険レベル1(十分注意してください)。ただしアブハジア及びその周辺・南オセチア(ツヒンヴァリ)及びその周辺… | 2026-07-12 |
| ナミブ砂漠(ソススフレイ) | ナミビア | レベル1 | ソススフレイが位置するハルダップ地域(Hardap Region)は危険レベル1「十分注意してください」。外務省はナミビア全土にレベル1を発… | 2026-07-16 |
| バクタプル | ネパール | レベル1 | バクタプルはカトマンズ盆地バグマティ州に位置し、外務省危険情報「レベル1:十分注意してください」が適用される(山岳辺境郡〔フムラ・ムグ・ムス… | 2026-07-16 |
| バナウェ棚田 | フィリピン | レベル1 | バナウェが所在するイフガオ州(コルディリェーラ行政地域・ルソン島北部)は外務省危険情報レベル1「十分注意してください」。フィリピン南部(ミン… | 2026-07-12 |
| ハバナ旧市街 | キューバ | レベル1 | ハバナ旧市街(ハバナ・ビエハ市)はレベル1(十分注意)。日中も含めスリ・強盗致傷事件が発生。2026年6月にVISA・Mastercardの… | 2026-07-24 |
| ビクトリアの滝 | ザンビア | レベル1 | リビングストン観光地区(ビクトリアの滝が位置するエリア)は危険レベル1「十分注意してください」。コンゴ民主共和国・アンゴラとの国境地帯(コッ… | 2026-07-16 |
| フェズ旧市街 | モロッコ | レベル1 | モロッコ全土レベル1(十分注意)が適用。フェズは主要観光都市で国境・砂漠地域より安全だが、旧市街内でスリ・偽ガイドによる客引き・強引な物売り… | 2026-07-17 |
| プラハ歴史地区 | チェコ | レベル1 | チェコ全体の危険情報レベルは1(十分注意してください)と推定(外務省公式ページへの直接アクセスによる再確認を推奨)。プラハ市内・観光エリアは… | 2026-07-12 |
| ボロブドゥール | インドネシア | レベル1 | ジョグジャカルタ・中部ジャワ地域はレベル1(十分注意してください)。国全体の最高危険レベルは中部パプア州・山岳パプア州のレベル2だが、主要観… | 2026-07-12 |
| マチュピチュ | ペルー | レベル1 | マチュピチュが位置するクスコ州(コンベンシオン郡の一部山間地域を除く)は外務省危険レベル1(十分注意してください)。観光地のマチュピチュ遺跡… | 2026-07-12 |
| マラッカ | マレーシア | レベル1 | マラッカが位置するマレー半島部には外務省の危険情報の発出なし(レベル0相当)。スリや置き引きなど一般的な軽犯罪への注意は必要なため実質レベル… | 2026-07-27 |
| ルアンパバーン | ラオス | レベル1 | ルアンパバーンを含む主要観光地はレベル1(十分注意してください)。サイソンブン県全域およびシェンクワン県の一部県境はレベル2。渡航前に外務省… | 2026-07-12 |
| ルクソール(古代都市テーベ) | エジプト | レベル1 | ルクソール(上エジプト・ナイル川沿い観光エリア)は外務省「レベル1:十分注意してください」。カイロ・ギザ・アスワンと同じ区分で、観光警察が主… | 2026-07-12 |
| 慶州(キョンジュ) | 韓国 | レベル1 | 慶州(慶尚北道)を含む韓国全土は外務省の特定危険情報なし。一般的な旅行注意レベル1を適用。観光地としての治安は良好だが、スリ・置き引き・無認… | 2026-07-16 |
| バガン | ミャンマー | レベル2 | バガンが属するマンダレー地域は外務省危険レベル2(不要不急の渡航は止めてください)。同地域内のモーゴック・スィンクー・ガンゾ地区はレベル3。… | 2026-07-15 |
| ペトラ治安を詳しく見る → | ヨルダン | レベル2 | ペトラが所在するマアン県はレベル2(不要不急の渡航は止めてください)。2026年6月発表の最新情報(外務省2026T073)では、それ以前に… | 2026-07-12 |
| ワディラム | ヨルダン | レベル2 | ワディラムが所在するアカバ県はレベル2(不要不急の渡航は止めてください)。2026年6月発表の最新情報(外務省2026T073)では、マフラ… | 2026-07-16 |
| ラリベラの岩窟教会群 | エチオピア | レベル3 | ラリベラが属するアムハラ州は外務省危険レベル3(渡航中止勧告)。2022年以降、アムハラ民兵(ファノ)と連邦政府軍の衝突が断続的に発生してお… | 2026-07-16 |
| バールベック | レバノン | レベル4 | バールベック・ヘルメル県(遺跡所在地)は外務省レベル4「退避勧告」。2024年以降のイスラエル・ヒズボラ衝突によりベカー渓谷東部まで戦域が拡… | 2026-07-16 |
※各スポットの詳細な危険情報の根拠・地域差は治安で選ぶ世界遺産ランキング(横断ハブ)および各詳細ページでご確認ください。
データで見ると意外なスポット
レベルの低さが意外な3件
- 台南(台湾)— 台湾全土がレベル0で、民間調査でも安全スコア93/100と評価される観光エリア。ただし投資・ロマンス詐欺の被害は台湾全体で増加傾向にあり、油断は禁物です。
- ハロン湾(ベトナム)— ベトナム全土に外務省危険情報の発出はなくレベル0。一方で2025年7月にクルーズ船の転覆事故が発生しており、乗船するクルーズ会社の安全基準は個別に確認したいところです。
- 麗江古城(中国)— 麗江が属する雲南省への個別の危険情報はなくレベル0(新疆・チベット自治区のみレベル1)。中国は広いため「国」ではなく「地域」で見るとレベル0のエリアがあることが分かります。
注意が必要な3件
- アルベロベッロ(イタリア)— 国としてはレベル0ですが、所在するプーリア州を含む南部4州は国内の殺人事件の半数以上が集中し、北部・中部の主要観光都市より犯罪発生率が高いとされています。「EU=一律に安全」とは限らない好例です。
- バガン(ミャンマー)— 熱気球から見渡す仏教遺跡群の景観は世界的に有名ですが、所在するマンダレー地域は外務省レベル2。近年は同地域近郊にも戦闘が波及しており状況は流動的です。
- ペトラ(ヨルダン)— 映画のロケ地としても有名な定番観光地ですが、所在するマアン県を含めヨルダン全土がレベル2に統一されています。観光地内での旅行者とのトラブル事例も報告されています。
※各スポットのsafety.note(外務省情報の要約)に基づく記述です。詳細は各スポット詳細ページでご確認ください。
データの読み方
- レベル0(発出なし): 外務省の危険情報が発出されていない地域。公式の区分名ではなく「危険情報の対象外」を意味します
- レベル1: 十分注意してください
- レベル2: 不要不急の渡航はやめてください
- レベル3: 渡航はやめてください(渡航中止勧告)
- レベル4: 退避してください。渡航は止めてください(退避勧告)
危険情報は国単位で一律に発出されるとは限らず、同じ国でも県・州によってレベルが異なることがあります(例: ミャンマーはマンダレー地域がレベル2でも、同地域内の一部地区はレベル3)。本サイトは各スポットが実際に所在する地域単位のレベルを採用するよう補正しており、「国全体としては渡航注意レベルでも、目的の遺産があるエリアだけを見ると評価が異なる」ケースを見落とさないようにしています。
※危険情報は地域・時期によって変わります。渡航前に必ず外務省 海外安全ホームページで最新情報をご確認ください。
引用・転載について
出典を明記いただければ、本ページのデータ・スクリーンショットは記事・ブログ・SNSで自由にご利用いただけます。
出典: 遺産ナビ「世界遺産 治安ランキング2026」 https://isan-navi.com/data/safety-2026よくある質問
Q. 世界遺産で治安がいいのはどこ?
A. 本ページ集計時点で、掲載44箇所のうち10箇所が外務省の危険情報レベル0(危険情報が発出されていない地域)です。具体的な箇所は本ページの一覧表(レベル昇順)で確認できます。
Q. 危機遺産リストとの違いは?
A. UNESCOの「危機遺産リスト」は、自然災害・紛争・開発などで遺産そのものの保全が脅かされているかを評価する制度です。一方、本ページが扱う「危険情報レベル」は日本国外務省が発出する渡航者向けの安全情報で、観光客の身の安全に関する基準です。両者は評価主体も基準も異なる別物で、危機遺産リストに載っていない場所でも危険情報レベルが高いことがあります(逆も同様です)。
Q. データの更新頻度は?
A. 各スポットの外務省データは週次の鮮度更新ジョブで再取得しています。本ページ最終更新時点の最新データ取得日は2026-07-27です。ページ末尾の「更新履歴」で最新状態を確認できます。
Q. レベル2でも行ける?
A. 外務省レベル2「不要不急の渡航はやめてください」は法的な渡航禁止ではなく、渡航の必要性を改めて検討すべき段階という位置づけです。渡航するかどうかは各スポット詳細ページのnote(地域差・具体的な注意事情)と外務省公式サイトの最新情報を確認したうえで、自己責任での判断が必要です。
更新履歴
最終データ更新日: 2026-07-27
各スポットの外務省データは週次の鮮度更新ジョブで再取得しています。データが更新されると、この日付も自動的に新しくなります(毎週更新)。