
台南(安平・赤崁楼)
Tainan Historic District (Anping & Chihkan Tower)
台湾最古の都市として知られる台南は、17世紀のオランダ統治時代に築かれた安平古堡(旧ゼーランディア城)や赤崁楼(旧プロビンシア城)など、台湾史の出発点となった史跡が今も街のあちこちに残る。世界遺産には登録されていないが、廟や古い街並みを歩きながら台湾の歴史とグルメを同時に楽しめる街として日本人旅行者にも人気が高い。
ひと目でわかる、このスポットの性格
台湾最古の都市で食と歴史の密度が高く物価が安い。台北・高雄・嘉義と高鉄1時間圏内で周遊しやすく、初心者でも安心して旅程を組める。
知名度穴場 ↔ 定番人気
旅の難易度初心者OK ↔ 旅慣れ向き
費用感リーズナブル ↔ 高め
アクセス行きやすい ↔ 遠い
周遊での楽しさ単独1日 ↔ 1週間周遊向き
※ スコアは訪問者数・アクセス所要時間・物価水準などの公開データをもとにした編集部の評価です。実際の体験は個人の旅慣れ度や訪問時期によって変わります。
レベル0:危険情報の発出なし(外務省が危険情報を発出していない地域)
出典: 外務省 海外安全ホームページ https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_008.html(間接確認・2026-07-12時点) / kaigaianzen.jp「台湾治安最新情報2026年5月」/ tabi-guard.com「台湾2026年版」 / 取得日: 2026-07-27(外務省の危険情報レベル0〜4基準)
台南市(台湾)の外務省危険情報レベルは0(危険情報なし)。台湾全土に対して危険情報は発出されておらず、台南は民間調査(tabi-guard.com 2026年版)でも安全スコア93/100と評価される観光エリア。ただし台湾全体で投資・ロマンス詐欺被害が増加傾向にあるため注意が必要。中国本土・香港・マカオとは危険情報が別管理のため混同注意。渡航前に外務省 海外安全ホームページで最新情報を必ず確認のこと。/参考: 外務省の国全体最新レベル情報=外務省: 危険情報の発出なし/外務省発表日: 2026-07-21(確認日: 2026-07-27)/AI検索補足: 台南市(台湾)の外務省危険情報レベルは0(危険情報なし)。台湾全土に対して広域的な危険情報は発出されておらず、台南は観光客にとって安全性の高いエリアとされている。繁華街や観光地周辺ではスリや置き引きが発生することがあるため、貴重品の管理には注意が必要。また投資・ロマンス詐欺の被害が増加傾向にあるため、SNSや街頭での見知らぬ人からの誘いには警戒すること。中国本土・香港・マカオとは危険情報が別管理のため混同注意。渡航前に外務省 海外安全ホームページで最新情報を確認すること。
7日間の旅の組み立て
台南(安平・赤崁楼)だけで1週間の旅は完結しません。ここを軸に、周辺をどう組み合わせて7日間のプランに仕立てるかが計画の要です。
拠点の街
台南市
主要観光スポットが市内に集中しており台南自体が拠点都市。高鉄台南駅から市街地まで沙崙線で約20分。高雄(高鉄15〜20分)・嘉義(高鉄20分)・台北(高鉄1時間45分)へのアクセスが良好で西部周遊の拠点として最適。
モデルプラン(7日間)
台南に2〜3泊して赤崁楼・安平古堡・孔子廟・神農街・花園夜市を観光。高雄(高鉄15分)と嘉義(高鉄20分)にそれぞれ日帰りまたは1泊追加するのが定番。残り2日間で高鉄で台北に移動し迪化街・九份を観光して帰国。荷物移動を最小化したい場合は台南と台北のみ2拠点構成が効率的。高鉄3日パス(約11,000円)の活用で交通費を圧縮できる。
月別の気温・降水量
ベストシーズン: 3月・4月・10月・11月・12月(3〜4月と10〜12月は気温・湿度ともに穏やかで観光に適している。6〜9月は高温多湿に加え台風シーズンと重なり、屋外散策には厳しい時期。)
持ち物チェックリスト
日焼け止め・帽子
年間を通じて日差しが強く、屋外の史跡は日陰が少ない
折りたたみ傘・レインコート
夏場はスコールや台風シーズンと重なり急な雨が多い
歩きやすい靴
老街(古い街並み)は石畳や段差が多く、廟や史跡を歩き回る観光が中心
汗拭きタオル・扇子
高温多湿で体感温度が高く、屋外散策では汗をかきやすい
訪問先タイプ別の詳しい持ち物は世界遺産旅行の持ち物チェックリストでも整理しています。
モデルコース
- 1
09:00
安平古堡を見学
オランダ統治時代の要塞ゼーランディア城跡。展望台から安平の街並みと運河を一望できる。
- 2
10:30
安平樹屋・安平老街を散策
ガジュマルの木が建物を覆う幻想的な安平樹屋を見学後、老街で剣獅・お土産店を冷やかしながら歩く。
- 3
12:00
安平でランチ
台湾式かまぼこ(蝦捲)や安平名物の周氏蝦捲などご当地グルメを味わう。
- 4
14:00
赤崁楼を見学
オランダ統治時代のプロビンシア城跡に建つ楼閣。台南の歴史を伝える資料展示も充実。
- 5
15:30
台南孔子廟・神農街を散策
台湾最古の孔子廟でひと休みした後、レトロな雰囲気が残る神農街のカフェや雑貨店を巡る。
- 6
18:00
夜市でディナー
花園夜市(開催曜日限定)や大東夜市など、台南名物の担仔麺・棺材板を夜市グルメで堪能する。
日本からのアクセス
日本から現地まで
台南への直行便はなく、高雄国際空港(KHH)または桃園国際空港(TPE)まで飛び、そこから台湾高速鉄道(THSR)や在来線・バスで台南へ移動するのが一般的。総移動時間は乗り継ぎ込みで概ね5〜7時間程度が目安(※就航路線・接続便により変動するため予約時に要確認)。
現地での行き方
台湾高速鉄道の高鉄台南駅は市街地からやや離れており、在来線への乗り換えまたは路線バスで台南駅(在来線・台鉄)へ移動する必要がある。台南駅(在来線)から安平・赤崁楼エリアまでは路線バスまたはタクシーで20〜40分程度。
入場料の目安
70 TWD(目安 約350円) / 事前予約不要
安平古堡・赤崁楼はそれぞれ個別料金制(共通券なし)。いずれも大人NTD70が目安(台南市民は身分証提示で無料、学生・高齢者等は半額NTD35)。料金は改定される場合があるため、訪問前に各施設公式サイトまたはKlook等のチケット販売ページで最新料金を確認すること。
最終確認日: 2026-07-27
入場料・運賃・所要時間は、各運営者の公式発表と現地相場をもとにした目安です。改定されることがあるため、予約前に公式サイトで最新の料金をご確認ください。
現地での移動手段
公共交通機関
台南市公車(路線バス)
悠遊カード(EasyCard)または一卡通(iPASS)をコンビニや駅の窓口で購入し、乗車時・降車時に読み取り機にタッチする。現金払いも可能だが小銭を用意しておく必要がある。台南駅から安平方面へは2番バスが利用でき、台南駅北口側のバス停から乗車する。
運賃目安: 市内区間 1回 目安18〜25NTD(約90〜125円)。区間をまたぐ場合は現金36NTD・ICカード27NTD程度
路線番号・料金は改定される場合があるため、大台南公車の公式サイトで最新情報を確認すること。
台湾好行・Tainan Pass(観光周遊バス)
かつての88安平線・99台江線の一日乗車券(80NTD)は廃止され、2025年からTainan Passが導入されている。台南駅前バスターミナルから乗車。安平古堡・赤崁楼など主要観光地を巡回する観光客向け路線で、1日または2日の乗り放題パスが便利。
運賃目安: Tainan Pass 府城卡(市区エリア):1日券199NTD・2日券329NTD(約1,000〜1,650円)
旧88・99線の80NTD一日乗車券は廃止済み。料金・エリア区分は変更される場合があるため、乗車前に公式サイト(taiwantrip.com.tw)で確認すること。
タクシー
台南駅前や主要観光地周辺にタクシー乗り場があるほか、配車アプリでも呼び出せる。流しのタクシーも比較的つかまえやすい。
運賃目安: 台南駅(在来線)→安平古堡 目安200〜250NTD程度(約1,000〜1,250円)
メーター制が基本。運転手によってはICカード決済に対応していない場合があるため、乗車前に支払い方法を確認すること。配車アプリを使うと料金が事前に確認でき、観光客にとって安心。
現地での注意事項
夏場の熱中症・台風対策
6〜9月は気温・湿度ともに高く、台風の直撃で交通機関が運休する場合もある。十分な水分補給と日差し対策を徹底し、渡航前に気象情報を必ず確認すること。
スクーターの往来に注意
台南は道路が狭くスクーターの交通量が多い。横断歩道でも油断せず左右確認を徹底すること。
夜市・屋台は現金払いが基本
屋台の多くはクレジットカード非対応。少額紙幣・小銭を用意しておくとスムーズ。
廟・寺院での服装・撮影マナー
参拝客の妨げにならないよう配慮し、フラッシュ撮影を控えるなど最低限のマナーを守ること。
観光地周辺のスリ・置き引きに注意
繁華街や夜市など人が集まるエリアではスリが発生することがある。バッグのチャックを閉め、貴重品は身体の前側に保管する習慣をつけること。
周辺スポット
高雄(駁二藝術特區)
台南から台湾高速鉄道で約15分
倉庫街を改装したアートスポットで、若者に人気のカフェやギャラリーが立ち並ぶ。
行き方: 台南駅(新幹線)から台湾高速鉄道で左營駅まで約15分、そこから高雄MRTやタクシーで駁二藝術特區へ。
運賃目安: 高速鉄道片道 目安65〜95NTD程度(約325〜475円)
關子嶺温泉
台南市街から車・バスで約1時間
世界でも珍しい泥温泉が湧く温泉郷。日帰り入浴施設も点在する。
行き方: 台南駅前から興南客運のバスで關子嶺温泉行きに乗車、約70〜90分。
運賃目安: バス片道 目安100〜130NTD程度(約500〜650円)
七股塩山・鹽田生態文化村
台南市街から車・バスで約1時間
真っ白な塩の山と塩田が広がる幻想的な景観。夕景スポットとしても人気。
行き方: 台南駅前から台湾好行 藍幹線バスで七股鹽山下車、約60〜80分。
運賃目安: バス片道 目安90〜120NTD程度(約450〜600円)
旅の手配
行くと決めたら、現地での動き方に合わせて早めに済ませておきたい手配をまとめました。
航空券
台南(安平・赤崁楼)への玄関口「台北(TPE)」までの航空券を、出発地別に検索できます。
※日付は検索先で選べます。運賃は日々変動します(エクスペディア)。
通信・eSIM
現地用のeSIMはアプリだけで完結し、到着後すぐ使えます。出発前に準備しておくのがおすすめです。
トリファ(trifa)で見る※対応機種・料金プランは変わる場合があります。最新は公式サイトでご確認ください。
海外旅行保険(エポスカード)
年会費無料で海外旅行保険が自動付帯するクレジットカード。医療費が高額になりやすい国もあるため、短期の旅行でも補償の確認をおすすめします。
エポスカードで見る※補償内容・付帯条件は改定される場合があります。最新は公式サイトでご確認ください。
旅の実務データ
現地で困らないための判断材料をまとめました。
通貨・物価
- 通貨
- 台湾ドル(新台幣)(TWD)
- 為替目安
- 1TWD ≈ 5円
- 物価水準
- 安い
1TWD≒5円(2025〜2026年基準)。台南は台北より物価が低く、屋台・夜市中心の旅なら1日3,000〜5,000円以下で過ごせる水準。
宿泊費の目安
- 予算宿
- 3,300円〜(ゲストハウス・ホステル)
- 中級ホテル
- 5,000〜10,000円(3〜4つ星ホテル)
台南は台北より全般に宿泊費が安め。旧市街・安平エリアに中級ホテルが集中。繁忙期(旧正月・10〜11月)は早期予約推奨。(出典: newt.net 2026年2月時点)
ライドシェア
○ 利用可Uberが台南市内6区(東・北・南・中西・安平・安南区)で運行中(2021年5月〜)。Grabの台湾での普及は限定的でUberが主流。英語アプリで料金事前確定のため旅行者に使いやすい。タクシーも初乗り85TWD(約425円)と安価で信頼性高い。
インフラ
高鉄・台鉄でアクセス良好。市内はMRTなしだがバス・YouBike・タクシー・Uberで移動可能。Wi-Fi環境・衛生水準ともに良好。
言語の通用度
主要観光スポット(赤崁楼・安平古堡)の窓口やチェーン店では対応可。個人経営の屋台・食堂では通じないケースが多い。土日は無料英語ガイドサービスあり(要事前確認)。
観光スポットの掲示・メニューに日本語表記あり。日本語対応スタッフは少ないが一部高齢者(70代以上)は日本統治時代の影響で日本語が通じる場合あり。Google翻訳のカメラ機能活用推奨。
向いている旅行者レベル
初心者でも安心
年間訪問者数
台南市全体で年間数百万人規模(2022年上半期だけで台南主要観光スポットへの訪問者550万人超・コロナ明け回復期データ)。2023〜2025年の確定値は台南市政府観光旅遊局統計(https://admin.twtainan.net/zh-tw/touriststatistics)で要確認。
混雑状況
- 平日
- 午前中は比較的空いており快適。安平古堡・赤崁楼ともゆったり観光できる。
- 休日
- 土日午後は赤崁楼・神農街・安平エリアが混雑。朝の早い時間帯の訪問を推奨。
- ピーク時期
- 旧正月(1月下旬〜2月上旬)が最繁忙で店休業・交通満席・ホテル高騰。10〜11月のベストシーズンおよびランタンフェスティバル(2〜3月)も混雑あり。
更新ログ
- 2026-07-27外務省ホームページで台湾の危険レベル0(危険情報なし)を確認。安平古堡・赤崁楼の入場料は大人NTD70で変更なし。最大の変更点は台南観光バスの一日乗車券制度の改定で、従来の88・99線80NTD一日乗車券が廃止され、Tainan Pass(府城卡 1日199NTD)に移行済み。タクシー配車アプリのLINE TACIがLINE GOに名称変更。観光地周辺でのスリへの注意を新たに追記。
- 2026-07-12治安レベルを国全体の値からスポット所在地域の値へ補正。旅の難易度・費用感・アクセスなどの指標を追加
- 2026-07-12外務省の危険情報レベルを反映
- 2026-07-09初版公開