
ドブロブニク旧市街
Old City of Dubrovnik
アドリア海に面した中世の城壁都市で「アドリア海の真珠」と称される。石灰岩の城壁と赤い屋根瓦が織りなす旧市街の景観は1979年にユネスコ世界遺産に登録された。ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のロケ地としても知られる。
ひと目でわかる、このスポットの性格
城壁と海のコントラストが唯一無二。夏の混雑・高物価を受け入れられれば、周辺国を含む7日間の旅のハブとして最高の拠点
知名度穴場 ↔ 定番人気
旅の難易度初心者OK ↔ 旅慣れ向き
費用感リーズナブル ↔ 高め
アクセス行きやすい ↔ 遠い
周遊での楽しさ単独1日 ↔ 1週間周遊向き
※ スコアは訪問者数・アクセス所要時間・物価水準などの公開データをもとにした編集部の評価です。実際の体験は個人の旅慣れ度や訪問時期によって変わります。
レベル0:危険情報の発出なし(外務省が危険情報を発出していない地域)
出典: 外務省 海外安全ホームページ クロアチア(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_188.html)・EU地域政策「Clearing the Past: Croatia's way to a future without landmines」(https://ec.europa.eu/regional_policy/whats-new/panorama/2026/04/01-04-2026-clearing-the-past-croatia-s-way-to-a-future-without-landmines_en)2026年4月確認。fetchedAt: 2026-07-12。※外務省ページは直接取得不可(403)のため、最新の危険情報レベルは外務省サイトで要確認 / 取得日: 2026-07-12(外務省の危険情報レベル0〜4基準)
ドブロブニク旧市街が所在するドゥブロヴニク=ネレトヴァ県への外務省危険情報の発出はなく実質レベル0。クロアチア国内では過去に内陸部(シサク=モスラヴィナ県・カルロヴァツ県・リカ=セニ県等の旧内戦地帯)でレベル1(地雷残存)が発令されていたが、クロアチアは2026年3月に「地雷汚染ゼロ」を公式宣言し、既知の危険地域はすべて解除済みとEUが2026年4月に確認。ドブロブニク旧市街・アドリア海沿岸エリアは紛争時も地雷埋設なく一貫して安全。スリ等の軽微な犯罪は夏季観光シーズンに増加するため注意が必要。渡航前に外務省最新情報の確認を推奨。
7日間の旅の組み立て
ドブロブニク旧市街だけで1週間の旅は完結しません。ここを軸に、周辺をどう組み合わせて7日間のプランに仕立てるかが計画の要です。
拠点の街
ドブロブニク
旧市街そのものが宿泊エリアかつ観光拠点。旧市街内または近郊のラパッド地区に宿を取り、モスタル(ボスニア)・コトル(モンテネグロ)・スプリット・島嶼部への日帰り・1泊旅行が容易。
モデルプラン(7日間)
ドブロブニクに3〜4泊して城壁ウォーク・ロクルム島・スルジュ山を楽しんだのち、日帰りでモスタル(ボスニア、約2.5時間)とコトル(モンテネグロ、約2時間)を訪問。後半はフェリーかバスでスプリット(約3〜4時間)に移動し、ディオクレティアヌス宮殿や近郊のシベニク・プリモシュテンを観光しながら帰国便へ。ドブロブニクin・スプリットoutの1方向周遊が最も効率的。
月別の気温・降水量
ベストシーズン: 5月・6月・9月・10月(5〜6月と9〜10月は気温が穏やかで観光客も真夏より少なく過ごしやすい。7〜8月は気温・混雑ともにピークで宿泊料金も高騰する。)
持ち物チェックリスト
歩きやすい靴
旧市街の石畳・城壁の階段は滑りやすく段差も多い
日焼け止め・帽子
夏場は直射日光が強く城壁上には日陰が少ない
羽織れる上着
海沿いで朝晩は気温が下がりやすい
モバイルバッテリー
城壁一周や観光で写真撮影が多くバッテリー消費が早い
訪問先タイプ別の詳しい持ち物は世界遺産旅行の持ち物チェックリストでも整理しています。
モデルコース
- 1
09:00
ピレ門から入城
旧市街の西側入口ピレ門から入り、混雑前の朝の時間帯にメインストリート(プラツァ通り)を散策。
- 2
10:00
城壁ウォーク
旧市街を囲む城壁(約2km)を一周。アドリア海と旧市街の赤い屋根を一望できる定番コース。所要1.5〜2時間。
- 3
12:30
旧市街でランチ
路地裏のコノバ(郷土料理店)でシーフードや地元グルメを楽しむ。
- 4
14:00
スルジ山ロープウェイ
旧市街を見下ろすスルジ山へロープウェイで登り、絶景の展望ポイントから写真撮影。
- 5
16:30
ロクルム島へ小旅行(任意)
旧港からフェリーで15分の小島。時間に余裕があれば自然散策や海水浴も。
- 6
18:30
夕暮れの旧港で自由時間
夕陽が旧港と城壁を染める時間帯。カフェで一息つきながら夕景を楽しむ。
日本からのアクセス
日本から現地まで
日本からの直行便はなく、ドーハ・イスタンブール・フランクフルト・ミュンヘンなど中東欧州のハブ空港で1回以上乗り継ぐのが一般的。総移動時間はトランジット待ちを含め概ね16〜22時間程度が目安(※季節・就航路線により変動するため予約時に要確認)。
現地での行き方
ドブロブニク空港(DBV)から旧市街まではバスまたはタクシーで約30分。旧市街内は歩行者専用のため、宿泊先付近までの移動は徒歩が基本。
入場料の目安
40 EUR(目安 約6,800円) / 事前予約不要
旧市街の城壁(City Walls)入場料の目安値(ハイシーズン料金)。クロアチアは2023年にユーロへ移行済み。時期・為替レートにより変動するため公式サイトで最新料金を確認すること。
最終確認日: 2026-07-09
入場料・運賃・所要時間は、各運営者の公式発表と現地相場をもとにした目安です。改定されることがあるため、予約前に公式サイトで最新の料金をご確認ください。
現地での移動手段
公共交通機関
路線バス(Libertas社)
運転手から現金でも購入できるが、キオスクや公式アプリ「Libertas Dubrovnik」での事前購入の方が割安。乗車後は車内の打刻機で自分で刻印する。
運賃目安: 1回券 目安2.00〜2.70EUR程度(約340〜460円)
路線・料金は季節で改定されるため公式サイト(libertasdubrovnik.hr)で最新情報を確認すること
空港シャトルバス
ドブロブニク空港の到着ロビー出口から乗車。到着便に合わせて運行され、旧市街手前のピレ門バス停まで直行。事前予約不要で現金・カード払い可。
運賃目安: 片道 目安6EUR前後(約1,000円)
運行会社・時刻表は変更される場合があるため搭乗前に空港公式サイトで確認
タクシー
空港到着ロビー外のタクシー乗り場、または旧市街周辺(ピレ門・旧港付近)の主要タクシー乗り場から乗車するのが確実。流しのタクシーはほぼ拾えないため、乗り場利用か配車アプリでの呼び出しが基本。
運賃目安: 空港→旧市街 目安25〜35EUR程度(約4,200〜5,900円)
メーターなし・定額制の車両もあるため乗車前に料金を確認すること。深夜便到着や繁忙期は割増料金になる場合あり。
現地での注意事項
スリ・置き引き対策
観光客が集中するメインストリートや城壁の入口付近は混雑時にスリの被害報告がある。貴重品は肌身離さず管理する。
城壁ウォークは日焼け・熱中症対策必須
夏場は日陰がほとんどなく気温も高いため、水分補給と日焼け対策をして早朝か夕方に歩くのがおすすめ。
旧市街内は車両進入不可
宿泊先やレストランへは徒歩移動が基本。大きなスーツケースは石畳の段差で運びにくいため注意。
教会・宗教施設での服装マナー
肩や膝を露出した服装での入場を断られる場合がある。羽織り物やストールを携帯すると安心。
周辺スポット
ロクルム島
旧港からフェリー約15分
植物園や修道院跡がある自然豊かな島。日帰りで気軽に立ち寄れる。
行き方: 旧港(Old Port)からフェリーで約15分。繁忙期は30分〜1時間間隔で運航。
運賃目安: 往復フェリー運賃 目安27EUR程度(島の自然保護区入場料込み・約4,600円)
スルジ山
旧市街からロープウェイ約4分
旧市街と海を一望できる展望スポット。夕景・夜景も人気。
行き方: 旧市街東側(プロチェ門付近)のロープウェイ乗り場からケーブルカーで約4分。徒歩やタクシーでの登頂も可能。
運賃目安: ロープウェイ往復 目安27EUR程度(約4,600円)
ツァヴタット
ドブロブニクから車・バスで約30分
落ち着いた雰囲気の港町で、旧市街より観光客が少なくのんびり過ごせる。
行き方: 旧市街から路線バス(Libertas社)で約30分、またはタクシー・ツアーバスでも約25〜30分。
運賃目安: 路線バス片道 目安2.5EUR程度(約420円)、タクシーは片道目安35〜45EUR程度(約5,900〜7,600円)
旅の手配
行くと決めたら、現地での動き方に合わせて早めに済ませておきたい手配をまとめました。
航空券
ドブロブニク旧市街への玄関口「ドブロブニク(DBV)」までの航空券を、出発地別に検索できます。
※日付は検索先で選べます。運賃は日々変動します(エクスペディア)。
通信・eSIM
現地用のeSIMはアプリだけで完結し、到着後すぐ使えます。出発前に準備しておくのがおすすめです。
トリファ(trifa)で見る※対応機種・料金プランは変わる場合があります。最新は公式サイトでご確認ください。
海外旅行保険(エポスカード)
年会費無料で海外旅行保険が自動付帯するクレジットカード。医療費が高額になりやすい国もあるため、短期の旅行でも補償の確認をおすすめします。
エポスカードで見る※補償内容・付帯条件は改定される場合があります。最新は公式サイトでご確認ください。
旅の実務データ
現地で困らないための判断材料をまとめました。
通貨・物価
- 通貨
- ユーロ(EUR)
- 為替目安
- 1EUR ≈ 185円
- 物価水準
- 高い
クロアチアは2023年にユーロ移行済み。旧市街内は南仏リビエラ・パリ並みの高物価。観光シーズン外(1〜3月・11〜12月)はやや下がる。
宿泊費の目安
- 予算宿
- 約2,400円〜(ドミトリー)/ 約24,000円〜(個室ホステル)
- 中級ホテル
- 約35,000〜65,500円(3〜4つ星ホテル)
ハイシーズン(7〜8月)の価格。旧市街内の宿は特に高額。旧市街外・ラパッド地区等に宿を取るとコスパ改善。オフシーズンは半額以下になることも。
ライドシェア
○ 利用可旧市街城壁内は車両進入禁止のため、Pile Gateなど城壁外の指定ポイントでピックアップ。空港〜旧市街はUber/Bolt利用可(目安€15〜20程度)。2025〜26年のタクシー台数規制(9,000→700台)により従来型タクシーは捕まりにくい可能性あり。
インフラ
EU加盟国水準で整備済み。旧市街内は車両禁止の完全徒歩圏。市内バス網あり(€1.75/乗)。Wi-Fi・通信環境良好。水道水は飲用可。
言語の通用度
旧市街観光エリアのホテル・レストラン・ショップ・交通機関で流暢な英語が通じる。英語メニュー標準装備。言語面での不安はほぼなし。
城壁入口など一部観光スポットに日本語案内表示あり。会話レベルでの日本語対応スタッフはほぼ期待できない。
向いている旅行者レベル
初心者でも安心
年間訪問者数
約250万人超(2024年実績。登録宿泊者約130万人+クルーズ船デイトリッパー含む)
混雑状況
- 平日
- 7〜8月は平日でも旧市街が混雑。早朝(7〜9時)が最も空いている
- 休日
- 週末はさらに混雑。日帰りクルーズ客が集中する午前10時〜午後3時は特に激混み
- ピーク時期
- 7〜8月がピーク。クルーズ船が連日入港し旧市街の石畳が身動き取れないほど混雑。2026年から城壁は事前予約制必須。5〜6月・9〜10月前半がコスパ・混雑バランスのベストシーズン
更新ログ
- 2026-07-12治安レベルを国全体の値からスポット所在地域の値へ補正。旅の難易度・費用感・アクセスなどの指標を追加
- 2026-07-12治安レベルを国全体の値からスポット所在地域の値へ補正。旅の難易度・費用感・アクセスなどの指標を追加
- 2026-07-12外務省の危険情報レベルを反映
- 2026-07-09初版公開