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アルベロベッロのトゥルッリ(The Trulli of Alberobello)
イタリア世界遺産最終更新日: 2026-07-12

アルベロベッロのトゥルッリ

The Trulli of Alberobello

南イタリア・プーリア州の丘陵地に広がる、円錐形の石屋根が特徴的な伝統家屋「トゥルッリ」が密集する町。約450m四方の旧市街に1,500軒以上のトゥルッリが立ち並び、モルタルを使わない独特の石積み建築技術が評価され1996年にユネスコ世界遺産に登録された。白壁とグレーの屋根が織りなすメルヘンチックな景観は「南イタリアのおとぎ話の村」とも称される。

ひと目でわかる、このスポットの性格

総合おすすめ度

南イタリアの絶景を軸にプーリア州7日間周遊が成立する定番世界遺産。配車アプリ非対応・英語が限定的な点は中級者向けの難度感

知名度穴場 ↔ 定番人気

旅の難易度初心者OK ↔ 旅慣れ向き

費用感リーズナブル ↔ 高め

アクセス行きやすい ↔ 遠い

周遊での楽しさ単独1日 ↔ 1週間周遊向き

※ スコアは訪問者数・アクセス所要時間・物価水準などの公開データをもとにした編集部の評価です。実際の体験は個人の旅慣れ度や訪問時期によって変わります。

レベル0:危険情報の発出なし(外務省が危険情報を発出していない地域)

出典: 外務省 海外安全ホームページ イタリア(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_153.html)/ 安全対策基礎データ(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_153.html)・2026-01-19発表 / 取得日: 2026-07-12(外務省の危険情報レベル0〜4基準)

外務省はイタリア全土に危険情報(レベル1〜4)を発出しておらず、アルベロベッロが位置するプーリア州も公式にはレベル0。ただし外務省の安全対策基礎データによると、南部4州(シチリア・カンパーニャ・カラブリア・プーリア)は国内の殺人事件の半数以上が集中し、スリ・ひったくりの被害報告も多い。北部・中部の主要観光都市より犯罪発生率が高い点に留意が必要。夜間の旧市街での一人歩きや貴重品の管理に注意すること。

7日間の旅の組み立て

アルベロベッロのトゥルッリだけで1週間の旅は完結しません。ここを軸に、周辺をどう組み合わせて7日間のプランに仕立てるかが計画の要です。

拠点の街

バーリ(Bari)

アルベロベッロまで私鉄SUD-EST線で約1時間20〜40分。国際空港(バーリ・カリア・ルド空港)と高速鉄道が発着するプーリア州最大都市で、ポリニャーノ・ア・マーレ等への日帰り拠点としても最適

モデルプラン(7日間)

バーリ起点で反時計回りが効率的。1日目バーリ着・旧市街観光→2日目ポリニャーノ・ア・マーレ(断崖海岸)→3日目アルベロベッロ(トゥルッリ宿泊推奨)→4日目マテーラ(洞窟都市・世界遺産、バジリカータ州)→5日目オストゥーニ(白い街)→6日目レッチェ(南のフィレンツェ・バロック建築)→7日目バーリ発。余裕があればカステル・デル・モンテ(八角形の城・世界遺産)を2日目か7日目朝に追加すると3箇所の世界遺産を一周できる。

月別の気温・降水量

ベストシーズン: 4月・5月・6月・9月・10月(4〜6月と9〜10月は気温が穏やかで観光にも適している。7〜8月は南イタリア特有の強い日差しと観光客の多さで混雑・暑さともに厳しくなる。)

-5°15°25°35°02550751001月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
最高気温(℃)最低気温(℃)降水量(mm)ベストシーズン

持ち物チェックリスト

訪問先タイプ別の詳しい持ち物は世界遺産旅行の持ち物チェックリストでも整理しています。

モデルコース

  1. 1

    09:30

    リオーネ・モンティ地区を散策

    1,000棟以上のトゥルッリが密集する丘の地区。土産物店やカフェを覗きながらゆっくり歩く。

  2. 2

    10:30

    サンタントニオ教会

    トゥルッリ様式で建てられた珍しい教会。1927年築ながら町の景観に自然に溶け込んでいる。

  3. 3

    11:30

    トゥルッリ・ソヴラーノを見学

    唯一の2階建てトゥルッリで、内部は当時の生活道具を展示する博物館になっている。

  4. 4

    12:30

    アイア・ピッコラ地区でランチ

    観光客の少ない静かな地区。地元プーリア料理(オレキエッテ等)を味わう。

  5. 5

    14:00

    カーサ・ダモーレ(最初のモルタル造トゥルッリ)

    1797年に建設が許可された最初の恒久的な建物。町の歴史を象徴するスポット。

  6. 6

    15:00

    展望ポイントから町並みを一望

    リオーネ・モンティの高台やベルヴェデーレ通りから、円錐屋根が連なる独特の景観を撮影。

日本からのアクセス

日本から現地まで

日本からの直行便はなく、ローマ・ミラノ・フランクフルト・イスタンブールなどで1回以上乗り継ぎ、バーリ空港またはブリンディジ空港を目指すのが一般的。総移動時間はトランジット待ちを含め概ね16〜20時間程度が目安(※就航路線により変動するため予約時に要確認)。

現地での行き方

バーリ中央駅から私鉄フェルロヴィエ・スドエスト線(FSE)でアルベロベッロ駅まで約1時間40分〜2時間(1日約7本運行)。一部の便はプティニャーノ駅での乗り換えが必要。駅から旧市街のトゥルッリ地区までは徒歩約10分。なお、トレニタリアが季節限定で「トゥルッリリンク(Trulli Link)」サービスを設定する場合がある。

入場料の目安

2.5 EUR(目安 約410円) / 事前予約不要

旧市街(リオーネ・モンティ地区、アイア・ピッコラ地区)自体は自由に歩いて見学でき入場料は不要。上記金額はトゥルッリ・ソヴラーノ(2階建ての珍しいトゥルッリを利用した博物館)の入場料(2025年公式サイト確認値:€2.50)。個別のトゥルッリ商店内見学は無料〜数ユーロ程度。料金は予告なく改定されることがあるため、訪問前に公式サイト(trullosovrano.eu)で確認を。

最終確認日: 2026-07-11

入場料・運賃・所要時間は、各運営者の公式発表と現地相場をもとにした目安です。改定されることがあるため、予約前に公式サイトで最新の料金をご確認ください。

現地での移動手段

公共交通機関

  • 私鉄FSE線(バーリ〜アルベロベッロ)

    バーリ中央駅の私鉄(FSE)ホームから乗車。切符は駅の券売機・窓口またはOmioなどのオンラインサービスで購入し、乗車前に刻印機で打刻する。一部の便はプティニャーノ駅での乗り換えが必要。

    運賃目安: 片道 目安€5〜6程度(約825〜990円)

    運行本数は1日約7本、所要時間約1時間40分〜2時間。時刻表・運賃はFSE公式サイト(fssudest.it または fseonline.it)で最新情報を確認。早期購入で割安になる場合あり。

  • FSE運行バス

    鉄道と同じFSE社が運行する直通バス。バーリ中央駅周辺のバス乗り場から乗車し、乗り換えなしでアルベロベッロへ到着できる便がある。

    運賃目安: 片道 目安€5前後(約825円)

    鉄道より本数が少ない時間帯もあるため、事前に時刻表を確認すること。

タクシー

バーリ空港・中央駅にタクシー乗り場があるほか、配車アプリや電話予約も可能。旧市街内は徒歩移動が基本のため、駅または宿泊先までの利用が中心。

FREE NOW(イタリア主要都市で広く利用可能)IT Taxi(イタリア全国展開の配車アプリ)Uber(バーリ市内の一部でBlack・Luxなど高級サービスのみ。UberXは利用不可)

運賃目安: バーリ市内〜アルベロベッロ 目安€77〜100程度(約12,700〜16,500円、所要約1時間)バーリ空港発は€99〜140程度

アルベロベッロ現地では配車アプリが使えない場合が多い。現地・宿泊施設経由の電話予約タクシーまたはNCC(ノレッジョ・コン・コンドゥチェンテ=ハイヤー)が確実。イタリアでUberはBlack・Luxなどの高級サービスのみで安価なUberXは使えない点に注意。

現地での注意事項

住居として使われているトゥルッリも多い

実際に住民が暮らしている家も多いため、無断で敷地内に立ち入ったり写真を撮ったりしないようマナーを守る。

土産物店の客引き

トゥルッリ地区の店先で愛想よく話しかけて店内に誘導されることが多い。購入は自分のペースで判断すること。

夏の観光バスツアーで混雑

日帰りツアーのバスが集中する時間帯(午前11時〜午後2時頃)は特に混雑しやすい。早朝・夕方の来訪がおすすめ。

駅から旧市街は上り坂

アルベロベッロ駅から旧市街までは緩やかな上り坂が続くため、大きな荷物を持っての移動はやや大変。

イタリアでのUber利用制限

日本や米国と異なり、イタリアではUberはBlack・Luxなど高級サービスのみ提供されており、安価なUberXは利用できない。地方都市ではさらに利用が限られるため、FREE NOWやIT Taxi、電話タクシー・NCCを活用すること。

周辺スポット

ロコロトンド

アルベロベッロから車・バスで約15〜20分

白壁の家々が丸い丘に広がる美しい町。「イタリアで最も美しい村」にも選出されている。

行き方: FSE鉄道・バスで約20分、タクシーなら約15分。

運賃目安: 鉄道・バス片道 目安2〜3EUR程度(約340〜510円)

オストゥーニ

アルベロベッロから車で約35〜40分

「白い町」と呼ばれる丘の上の旧市街。青い空と白壁のコントラストが美しい。

行き方: バス・鉄道乗り継ぎで約1時間、タクシー・レンタカーなら約40分。

運賃目安: バス片道 目安5〜7EUR程度(約850〜1,200円)

マテーラ(洞窟住居サッシ)

アルベロベッロから車・バスで約1時間〜1時間30分

岩をくり抜いた洞窟住居「サッシ」が広がる世界遺産の町。日帰りでも合わせて訪れる旅行者が多い。

行き方: 直通バス(FSE系列またはPugliairbus等)が運行、乗り換えなしで約1時間〜1時間30分。

運賃目安: バス片道 目安8〜10EUR程度(約1,400〜1,700円)

旅の手配

行くと決めたら、現地での動き方に合わせて早めに済ませておきたい手配をまとめました。

航空券

アルベロベッロのトゥルッリへの玄関口「バーリ(BRI)」までの航空券を、出発地別に検索できます。

※日付は検索先で選べます。運賃は日々変動します(エクスペディア)。

ホテル

現地ホテル・宿の空室状況と料金を比較・予約できます。

エクスペディアで見る

※料金・空室は変動します。最新はエクスペディアの各ページでご確認ください。

入場チケット・現地ツアー

現地発ツアーやスキップ・ザ・ラインの入場チケットをまとめて比較できます。

Klookで見る

※料金・在庫は変動します。最新はKlookの各ページでご確認ください。

Klook・KKdayの使い方ガイド

通信・eSIM

現地用のeSIMはアプリだけで完結し、到着後すぐ使えます。出発前に準備しておくのがおすすめです。

トリファ(trifa)で見る

※対応機種・料金プランは変わる場合があります。最新は公式サイトでご確認ください。

海外旅行のeSIM比較

海外旅行保険(エポスカード)

年会費無料で海外旅行保険が自動付帯するクレジットカード。医療費が高額になりやすい国もあるため、短期の旅行でも補償の確認をおすすめします。

エポスカードで見る

※補償内容・付帯条件は改定される場合があります。最新は公式サイトでご確認ください。

海外旅行保険はエポスカードで足りるか

航空券(格安まとめ検索)

国内の複数航空会社・旅行会社をまとめて比較検索できる航空券予約サービスです。

エアトリで見る

※料金・空席状況は変動します。最新はエアトリの検索結果でご確認ください。

旅の実務データ

現地で困らないための判断材料をまとめました。

通貨・物価

通貨
ユーロ(EUR)
為替目安
1EUR ≈ 163円
物価水準
普通(イタリア北部比30〜50%安)

1EUR≈163円(2026年7月時点の目安。実際の為替レートは渡航前に確認を)

宿泊費の目安

予算宿
7,000〜10,000円/泊
中級ホテル
14,000〜22,000円/泊

トゥルッリ宿泊体験は19,000〜57,000円/泊と別格。夏季(7〜8月)はトゥルッリ系宿が早期完売になるため3ヶ月前予約推奨。プーリア州全体でイタリア北部より宿泊費は割安

ライドシェア

× 利用不可
MoveU

UberはBlack(ハイヤー)のみ一部主要都市に限定、BoltはプーリアState非対応。地域特化の「MoveU」がタクシー・ハイヤー予約アプリとして機能するが、農村部はタクシー数も少なくレンタカーが現実的な選択肢

インフラ

観光地として基本インフラは整備済みだが配車アプリ非対応の地方都市。私鉄SUD-EST線がバーリから直通運行

言語の通用度

英語

観光エリア(リオーネ・モンティ地区)の商店・宿では基本的な英語対応は可能。小規模カフェや居住エリアでは難しく、簡単なイタリア語フレーズがあると助かる

日本語

日本語対応はほぼ期待できない。ただし訪問者の約2.5%が日本人であり馴染みはある。翻訳アプリ必携

向いている旅行者レベル

中級者向け

年間訪問者数

約19万人(2024年到着者数)/延べ宿泊者数は約32.6万人(前年比+6%で過去最高水準)

混雑状況

平日
夏季(7〜8月)は平日でも午前10時以降は混雑。春・秋の平日は比較的閑散
休日
夏季週末は午前9時から観光客が殺到し身動きが取れないレベル。春・秋の週末は穏やか
ピーク時期
7〜8月が最繁忙。対策は早朝8:30前か午後17:00以降の訪問。バスツアーが引いた夕方以降は別世界の静けさになる

更新ログ

出典