
ホイアン
Hoi An Ancient Town
ベトナム中部クアンナム省に位置する古港市街。15〜19世紀に東西交易の中継地として繁栄し、日本人・中国人・ポルトガル人らが残した建築が旧市街に立ち並ぶ。1999年にユネスコ世界遺産登録。毎月旧暦14日のランタン祭りでは旧市街の電灯が消され、色鮮やかなランタンだけが町を彩り、その幻想的な光景はSNSで世界中に広まっている。
ひと目でわかる、このスポットの性格
歴史・食・ビーチ・周辺世界遺産周遊が全て揃う、中部ベトナム随一の拠点型遺産
知名度穴場 ↔ 定番人気
旅の難易度初心者OK ↔ 旅慣れ向き
費用感リーズナブル ↔ 高め
アクセス行きやすい ↔ 遠い
周遊での楽しさ単独1日 ↔ 1週間周遊向き
※ スコアは訪問者数・アクセス所要時間・物価水準などの公開データをもとにした編集部の評価です。実際の体験は個人の旅慣れ度や訪問時期によって変わります。
レベル0:危険情報の発出なし(外務省が危険情報を発出していない地域)
出典: 外務省 海外安全ホームページ / 取得日: 2026-07-12(外務省の危険情報レベル0〜4基準)
2026年7月12日時点の調査では、ベトナム全土に対する外務省危険情報(レベル1以上)の発出は確認されていない。ただし本値は外務省公式ページへの直接スクレイピングによる取得ではないため、渡航前に必ず外務省 海外安全ホームページ(anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_015.html)で最新情報を確認すること。この値は週次パイプラインにより自動上書きされる。
7日間の旅の組み立て
ホイアンだけで1週間の旅は完結しません。ここを軸に、周辺をどう組み合わせて7日間のプランに仕立てるかが計画の要です。
拠点の街
ホイアン(旧市街周辺)
旧市街徒歩圏内にホテルが豊富。ダナン空港から車約40分で、ミーソン・ダナン・フエへの日帰りツアーも充実
モデルプラン(7日間)
ダナン空港着後ホイアンに2〜3泊し、旧市街散策・チャム島・料理教室・ミーソン聖地(世界遺産)を楽しむ。続いてフエに2泊して王宮・王陵群(世界遺産)を観光。残り1〜2日をダナン(ゴールデンブリッジ・マーブルマウンテン・ビーチ)に充てダナン空港から帰国する構成が定番で、中部ベトナムの世界遺産3箇所を一度に巡れる
月別の気温・降水量
ベストシーズン: 2月・3月・4月(2〜4月が最適シーズン。乾季(2〜8月)は晴れが続き観光しやすいが、5〜8月は気温が35℃前後まで上がり蒸し暑くなる。雨季(9〜1月)は降水量が多く、特に10〜12月は台風・洪水リスクが高い。ランタン祭りを楽しむなら時期を問わず旧暦14日に合わせての来訪がおすすめ。)
持ち物チェックリスト
歩きやすいサンダルまたはスニーカー
旧市街は石畳の路地が多く、雨季は濡れて滑りやすいため、グリップの効く靴が安全
日焼け止め・帽子・サングラス
乾季(2〜8月)は日差しが強く、旧市街は屋外の徒歩観光が中心となるため熱中症・日焼け対策が必須
折りたたみ傘または軽量レインコート
雨季(9〜1月)はスコールが急に降ることがあり、石畳が滑りやすくなるため準備しておくと安心
Grabアプリ(事前インストール)
ダナン空港からホイアンへの移動やタクシーのぼったくり防止に不可欠。eSIMまたはSIMカードの事前準備も合わせて推奨
訪問先タイプ別の詳しい持ち物は世界遺産旅行の持ち物チェックリストでも整理しています。
モデルコース
- 1
09:00
旧市街入場チケット購入 → 来遠橋(日本橋)
旧市街の象徴。16世紀末に日本人商人が架けたとされる覆い橋で、内部に小さな祠がある。チケット使用スポットの一つ。観光客が少ない朝一番の来訪がおすすめ。
- 2
10:00
福建会館(フックキエン会館)
ホイアン最大の中国人会館。鮮やかな装飾と大きな中庭が壮観。縁結びの神を祀る廟もあり、地元住民の信仰を今も集めている。チケット使用スポット。
- 3
11:30
古民家見学(タンキーの家など)
200年以上前の商家建築を内部見学できる。中国・日本・ベトナムの建築様式が混在する独自の空間。チケットで入場可能な複数の古民家を自由に回れる。
- 4
12:30
ローカルランチ(カオラウ・ホワイトローズ)
ホイアン名物のカオラウ(豚肉と麺の煮込み)やホワイトローズ(海老の蒸し餃子)をファーン・ボイロン通り付近のローカル食堂で。1食50,000〜100,000VND(約280〜550円)が相場。
- 5
14:30
トゥボン川沿い散策・アンホイ橋
川沿いのカフェやランタンショップが並ぶエリアを散策。アンホイ橋の上は旧市街の全景が撮れる定番の撮影スポット。夕方にはランタンが灯り始め、より幻想的な雰囲気になる。
- 6
18:00
ランタン灯籠流し体験(旧暦14日前後)
毎月旧暦14日の夜はランタン祭り。旧市街の電灯が消され、川面をカラフルなランタンが流れる幻想的な光景が広がる。灯籠流しは1個10,000〜20,000VND程度。祭りの夜以外でも川沿いでランタンを楽しめる。
日本からのアクセス
日本から現地まで
ホイアンに空港はなく、最寄りはダナン国際空港(DAD)。羽田・成田からベトナム航空などがダナンへの直行便を運航(所要約5時間30分)。直行便のない日程や出発地の場合は、ホーチミン・ハノイ・バンコク・香港などで乗り継ぎ、総移動時間は乗り継ぎ待ちを含め概ね8〜14時間程度が目安(※路線・便数は変動するため予約時に要確認)。
現地での行き方
ダナン国際空港からホイアン旧市街まで約30〜40km、所要約50分〜1時間。最も手軽なのはGrab(配車アプリ)で、料金目安は約400,000VND(約2,200円)。通常のタクシーは400,000〜500,000VND(約2,200〜2,800円)。Hoi An Expressシャトルバスはダナン空港・市内からホイアン旧市街近くまで運行、大人140,900VND(約790円)程度。市内路線バスLK-02は最安(約20,000VND・約110円)だが所要約1時間30分で停留所の把握が必要。
入場料の目安
120000 VND(目安 約660円) / 事前予約不要
旧市街の散策・飲食・ショッピングは入場料不要。旧市街内の歴史的建造物(古民家・会館・博物館・祠堂など22か所から5か所)を見学する際に1チケット(120,000VND)が必要。旧市街各所の黄色いブースで購入でき、24時間有効。身長1m未満の子ども無料、1m〜1.4m未満は50,000VND(約270円)。事前予約不要。料金は変動する場合があるため訪問前に要確認(※2026年7月現在)。
最終確認日: 2026-07-12
入場料・運賃・所要時間は、各運営者の公式発表と現地相場をもとにした目安です。改定されることがあるため、予約前に公式サイトで最新の料金をご確認ください。
現地での移動手段
公共交通機関
路線バス LK-02(ダナン中央バスターミナル→ホイアン)
ダナン中央バスターミナル(BX Trung Tam)からLK-02番に乗車し、ホイアン方面終点で下車。ダナン市内の各バス停からも乗車可能。車内で乗務員に行き先を告げてチケットを購入する。
運賃目安: 片道 約20,000VND(約110円)
所要約1〜1.5時間と時間がかかる。荷物が多い場合や慣れていない旅行者にはGrabまたはシャトルバスを推奨。運行ダイヤ・停留所は変更される場合あり。
Hoi An Expressシャトルバス(ダナン空港/市内→ホイアン)
ダナン国際空港の国内線ターミナル到着ゲートA4付近、またはダナン駅・チャム博物館付近の乗り場から乗車。乗り場でチケットを購入し、ホイアン旧市街近くのバス停で下車後、徒歩または配車で旧市街へ移動。
運賃目安: 大人 片道 約140,900VND(約790円)、子ども(6〜10歳)約71,000VND(約400円)
運行本数が多く便利。所要約1時間。料金・時刻表はHoi An Express公式サイトまたは現地で確認のこと。
タクシー
ダナン国際空港の出口付近にタクシー乗り場あり。ホイアン旧市街内は徒歩移動が基本のため、市街外への移動や帰路の際に利用。配車アプリGrabが最もトラブルが少なく推奨。
運賃目安: ダナン空港→ホイアン旧市街 目安400,000〜500,000VND(約2,200〜2,800円)、所要約50〜60分 ※Grabは出発前に金額が確定(要確認)
メーター表示なしのタクシーやシクロは乗車前に料金を明確に合意すること。Grabアプリを使うと出発前に金額が確定するため安全。ホイアン旧市街には車両乗り入れ制限区画があるため、旧市街の入口付近での乗降が必要な場合がある。
現地での注意事項
スリ・ひったくりに注意(特にランタン祭り時)
日本橋周辺、アンホイ橋の上、ランタン祭りの暗闇の人混みはスリやひったくりが多発しやすい。バッグは体の前面に抱え、カメラは首に提げず手元で保持すること。
シクロや観光用バイクタクシーのぼったくり
シクロ(三輪自転車タクシー)は「1人○○ドン」が「1分○○ドン」にすり替わるケースが報告されている。乗車前に料金・単位(一人あたり・全区間で)を電卓や書面で明確に合意してから乗ること。
雨季(10〜12月)の洪水リスク
ホイアン旧市街はトゥボン川の低地に位置しており、台風シーズン(10〜12月)には河川が氾濫して旧市街が冠水することがある。宿泊先の立地・階層を確認し、台風情報を随時チェックすること。
バイク・車の往来が激しい
旧市街の一部区間は車両制限があるが、周辺の幹線道路はバイクの通行量が多い。横断歩道のある信号機の場所を確認してから渡ること。旧市街外の路地では特に注意が必要。
暑さ・熱中症対策(5〜8月)
気温が35℃前後になる乾季後半は、石畳の旧市街を長時間歩くと熱中症になりやすい。こまめな水分補給と日陰休憩を心がけ、観光を午前中と夕方以降に分けることを推奨する。
周辺スポット
ミーソン遺跡(My Son Sanctuary)
ホイアンから車で約1〜1.5時間(約40〜45km)
4〜13世紀のチャンパ王国時代のヒンドゥー教寺院群。ホイアンと同じく1999年ユネスコ世界遺産登録。ホイアン観光と同じ日程で2つの世界遺産をまわる定番コース。
行き方: ホイアン旧市街近くの駐車場(ハイバーチュン通り)発のシャトルバスが運行。タクシー・Grab・バイクレンタルでのアクセスも可能。日帰りツアーが最も手軽(ガイド付き250,000〜500,000VND/人)。
運賃目安: シャトルバス片道 約100,000〜150,000VND(約550〜830円)、入場料 150,000VND(約830円)別途
ダナン(Da Nang)
ホイアンから車で約50分(約30〜40km)
ベトナム中部最大の都市。ミーケービーチ、週末夜に火噴きパフォーマンスが行われるドラゴンブリッジ、マーブルマウンテン(大理石山)など見どころが多く、ホイアンと合わせて観光する旅行者が多い。
行き方: Grabまたはタクシーでホイアンからダナン市内へ直接移動。またはHoi An Expressシャトルバスを利用。
運賃目安: Grab・タクシー 片道400,000〜500,000VND(約2,200〜2,800円)、シャトルバス約140,900VND(約790円)
旅の手配
行くと決めたら、現地での動き方に合わせて早めに済ませておきたい手配をまとめました。
航空券
ホイアンへの玄関口「ダナン(DAD)」までの航空券を、出発地別に検索できます。
※日付は検索先で選べます。運賃は日々変動します(エクスペディア)。
通信・eSIM
現地用のeSIMはアプリだけで完結し、到着後すぐ使えます。出発前に準備しておくのがおすすめです。
トリファ(trifa)で見る※対応機種・料金プランは変わる場合があります。最新は公式サイトでご確認ください。
海外旅行保険(エポスカード)
年会費無料で海外旅行保険が自動付帯するクレジットカード。医療費が高額になりやすい国もあるため、短期の旅行でも補償の確認をおすすめします。
エポスカードで見る※補償内容・付帯条件は改定される場合があります。最新は公式サイトでご確認ください。
旅の実務データ
現地で困らないための判断材料をまとめました。
通貨・物価
- 通貨
- ベトナムドン(VND)
- 為替目安
- 1VND ≈ 0.006円
- 物価水準
- 非常に安い
1USD≈25,400VND・1JPY≈約160VND。食事・移動・宿泊すべて日本の1/3〜1/5水準
宿泊費の目安
- 予算宿
- ¥600〜2,000
- 中級ホテル
- ¥4,500〜12,000
旧市街近くのブティックホテルが充実。2〜4月・ランタン祭り当日は早めの予約推奨
ライドシェア
○ 利用可GrabはVietnam全46都市をカバーしホイアンでも利用可能。Uberはベトナム撤退済み
インフラ
観光インフラ充実・Wi-Fiはやや低速・衛生は観光地水準
言語の通用度
旧市街の宿・飲食・土産店では英語がほぼ通じる。郊外や一般住宅街では限定的
日越文化交流が盛んで一部ガイド・土産物店に日本語話者がいるが、英語が主体
向いている旅行者レベル
初心者でも安心
年間訪問者数
約440万人(2024年実績)、2025年は500万人目標
混雑状況
- 平日
- 旧市街エリアはやや混雑するが快適に散策可能
- 休日
- 週末・ランタン祭り(毎月旧暦14日の夜)は旧市街が大変混雑
- ピーク時期
- 2〜4月が最混雑、12月も高め。9〜11月は台風・洪水リスク期で要注意
更新ログ
- 2026-07-12旅の難易度・費用感・アクセスなどの指標を追加
- 2026-07-12旅の難易度・費用感・アクセスなどの指標を追加
- 2026-07-12初版公開