チョコレートヒルズ(ボホール島)
Chocolate Hills of Bohol
フィリピン中部・ボホール島内陸部に広がる1,260個以上の円錐形の丘が連なる奇景。乾季(11〜5月)には枯れ草で茶色く染まり「チョコレート」の名の由来となる。フィリピン国家地質記念物に指定されており、SNS映えスポットとして世界的に注目。ターシャ保護センターやロボック川クルーズなど近隣スポットと組み合わせた半日〜1日観光が定番となっている。
ひと目でわかる、このスポットの性格
フィリピンを代表する唯一無二の奇景で入場料も安く旅程に組み込みやすい。乾季の茶色い丘のコントラストはSNS映え抜群。単独では半日程度の見学だが、ターシャ・ロボック川など近隣スポットと組み合わせることで充実した1日観光が実現する。
知名度穴場 ↔ 定番人気
旅の難易度初心者OK ↔ 旅慣れ向き
費用感リーズナブル ↔ 高め
アクセス行きやすい ↔ 遠い
周遊での楽しさ単独1日 ↔ 1週間周遊向き
※ スコアは訪問者数・アクセス所要時間・物価水準などの公開データをもとにした編集部の評価です。実際の体験は個人の旅慣れ度や訪問時期によって変わります。
レベル1:十分注意してください
出典: 外務省 海外安全ホームページ(フィリピン 危険・スポット・広域情報) / 取得日: 2026-10-19(外務省の危険情報レベル0〜4基準)
ボホール州は外務省の危険情報レベル3・2が発出されている地域(ミンダナオ島南部等)には含まれておらず、フィリピン一般の「レベル1:十分注意してください」に相当する情報として調べた値です。治安状況は変化することがありますので、渡航前には外務省海外安全ホームページでボホール州を含む中部ビサヤ地域の最新情報を必ずご確認ください。/参考: 外務省の国全体最新レベル情報=外務省: 危険情報発出中(地域により異なる。最高レベルを代表値として採用。詳細は出典参照)(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2024T098.html)/外務省発表日: 2024-12-19(確認日: 2026-10-19)
7日間の旅の組み立て
チョコレートヒルズ(ボホール島)だけで1週間の旅は完結しません。ここを軸に、周辺をどう組み合わせて7日間のプランに仕立てるかが計画の要です。
拠点の街
タグビラランまたはパングラオ島
ボホール・パングラオ国際空港(TAG)と港があり、宿泊施設・飲食店・両替・ATMが集中している。パングラオ島のアロナビーチはリゾートの中心で、チョコレートヒルズへの日帰り観光拠点としても最適。
モデルプラン(7日間)
1日目:日本出発→セブ(マクタン)着・宿泊 / 2日目:早朝フェリーでタグビラランへ・チェックイン後パングラオ島散策 / 3日目:カントリーサイドツアー(チョコレートヒルズ・ターシャ保護センター・ロボック川クルーズ・バクラヨン教会) / 4日目:パングラオ島アロナビーチでのんびり・シュノーケリング体験 / 5日目:バリカサグ島ダイビング(所要半日〜1日) / 6日目:フェリーでセブへ戻り・セブ市内観光(サントニーニョ教会・マゼラン十字架) / 7日目:帰国便
月別の気温・降水量
ベストシーズン: 12月・1月・2月・3月・4月(乾季にあたる11〜5月が訪問に最適で、特に12〜4月は丘が乾燥した茶色に染まり「チョコレート」の名の由来となる絶景が楽しめる。6〜10月の雨季は丘が緑色になり、スコールや道路状況の悪化に注意が必要。)
持ち物チェックリスト
日焼け止め(SPF50以上)
展望台は日差しを遮るものが少なく、1〜4月は特に強烈な直射日光が続きます。
歩きやすいスニーカーまたはスポーツサンダル
展望台まで約200段の急な階段を登ります。ヒールやかかとが固定されない靴は危険です。
現金(フィリピン・ペソ)
入場料・屋台・土産物店はカード非対応の場合がほとんどです。展望台周辺にATMはないため、タグビラランで多めに準備しておくと安心です。
雨具(折りたたみ傘またはレインコート)
6〜10月の雨季はスコールが突然降ることがあります。乾季でも早朝は霧が出る日があります。
訪問先タイプ別の詳しい持ち物は世界遺産旅行の持ち物チェックリストでも整理しています。
モデルコース
- 1
08:00
タグビラランを出発
ダオ統合バスターミナルよりカーマン行き路線バス(Southern Star Bus Transit)に乗車。所要約1.5〜2時間、運賃120ペソ(約340円)。または前日予約の包括カントリーサイドツアー(2,000〜3,000ペソ)かチャーター車で出発。
- 2
10:00
チョコレートヒルズ展望台へ
入場料150ペソを支払い、約200段の階段を上って展望台へ。1,260個以上の円錐形の丘が一望でき、晴れた日は地平線まで続く丘の絶景を楽しめる。午前中は順光で写真映えが良く、展望台近くの売店でサトウキビジュースも購入できる。
- 3
11:30
チョコレートヒルズ・アドベンチャーパーク(任意)
展望台に隣接するアドベンチャーパークでは、ジップラインやATVライドが体験できる(別料金)。絶景を背景にしたアクティビティとして人気。体験せずふもとを散策するだけでも十分に楽しめる。
- 4
12:30
ロボック川リバークルーズ&ランチ
チョコレートヒルズから車で南西へ約30〜40分。緑豊かなジャングルを流れるロボック川を遊覧船でクルーズしながらビュッフェランチを楽しむ。地元の伝統音楽や踊りが披露されることもある(クルーズ・ランチ込みで約400〜600ペソ)。
- 5
14:30
ターシャ保護センターを見学
ロボック方面にある眼鏡猿(ターシャ)の保護区を見学。世界最小の霊長類ターシャを間近で観察できる。フラッシュ撮影・大声は厳禁のルールを守りながらエコツーリズムを体験(入場料50ペソ)。
- 6
16:30
タグビラランへ帰路
バスまたは帰りのチャーター車でタグビラランへ(所要1.5〜2時間)。翌日パングラオ島のビーチへ移動する場合はタグビラランで前泊が便利。
日本からのアクセス
日本から現地まで
成田・関西・福岡などから直行便でセブ(マクタン・セブ国際空港)へ約4〜5時間。その後、セブ港ピア1から高速フェリー(OceanJet等)でタグビラランへ約2時間(800〜900ペソ)。タグビラランからチョコレートヒルズ(カーマン町)まで車またはバスで約1.5〜2時間。乗継・待機込みの目安は出発から約14〜18時間。東京からマニラ経由で国内線乗継しボホール・パングラオ国際空港(TAG)に直接入るルートも可能で目安10〜13時間程度。
現地での行き方
タグビラランのダオ統合バスターミナルからSouthern Star Bus Transitの「カーマン行き」に乗車、所要約1.5〜2時間・運賃約120ペソ(約340円)。カーマン町内で下車後、トライシクルで展望台まで5〜10分(50〜100ペソ)。事前予約のカントリーサイドツアーやチャーター車を利用する場合は1人2,000〜3,000ペソが目安で、帰路の便宜を考えると車の手配が利便性は高い。
入場料の目安
150 PHP(目安 約420円) / 事前予約不要
2025年10月より非居住者の大人は150ペソに改定。ボホール島在住者は100ペソ。6〜12歳児は75ペソ、6歳未満・シニア・障害者は無料。支払いは現金(フィリピン・ペソ)のみ。駐車料金は別途50ペソ。料金は改定される場合があるため、渡航前に公式サイトまたは現地でご確認ください。
最終確認日: 2026-10-19
入場料・運賃・所要時間は、各運営者の公式発表と現地相場をもとにした目安です。改定されることがあるため、予約前に公式サイトで最新の料金をご確認ください。
現地での移動手段
公共交通機関
路線バス(Southern Star Bus Transit)
タグビラランのダオ統合バスターミナルから「カーマン(Carmen)行き」または「タリボン(Talibon)行き」に乗車。チョコレートヒルズ前またはカーマン町内で下車後、トライシクルで展望台まで5〜10分。バスは午前中の本数が多く午後は減便するため、帰路の時間も確認してから乗車すること。
運賃目安: タグビラランーカーマン間 約120ペソ(約340円)
所要約1.5〜2時間。帰路は午後2時以降に本数が少なくなるため、ツアーやチャーター車と組み合わせると行程管理しやすい。
トライシクル(三輪バイクタクシー)
バス停や展望台周辺で乗車可能。目的地と料金を必ず乗車前に交渉・確認する。1〜2名の近距離移動に適しているが、大きな荷物がある場合は不向き。
運賃目安: 展望台〜カーマン市街 50〜100ペソ(約140〜280円)
メーターなし。料金交渉は乗車前が必須。観光地間を複数回停車する場合は料金が割増になることがある。
タクシー
ボホール島にはメータータクシーがほとんどなく、ホテルやツアー会社を通じたチャーター車(UV Express・バン)の手配が一般的。タグビラランの港や空港周辺では事前予約なしの白タクも多い。
運賃目安: タグビラランまたはボホール・パングラオ空港からチョコレートヒルズまでの往復チャーター 2,000〜4,000ペソ(約5,600〜11,200円)
Grabはセブやマニラほどドライバーがおらずマッチングに時間がかかる場合があります。カーマン方面はGrabより事前のチャーター手配(ホテル経由)が確実です。白タクは乗車前に料金を必ず合意してから利用してください。
現地での注意事項
スリ・置き引きへの注意
展望台や観光地周辺では、混雑する週末や繁忙期にスリや置き引きが報告されています。バッグは体の前に持ち、パスポートや現金は分散して管理してください。
非公式ガイド・ぼったくりへの注意
港や展望台周辺で「公式ガイド」を名乗り法外な料金を請求するケースがあります。ツアーは信頼できる旅行会社から事前予約し、乗車・利用前に料金を必ず確認しましょう。
台風シーズンのフェリー欠航に注意
6〜11月は台風シーズンにあたり、強風や大雨でセブ〜ボホール間のフェリーが欠航・遅延することがあります。渡航前に気象情報を確認し、日程に余裕を持たせることをお勧めします。
展望台の急な階段に注意
展望台まで約200段の急勾配の階段があります。膝や足に不安がある方は無理をせず、雨天後は特に滑りやすいためゆっくり移動してください。
両替・タクシーの料金確認
タグビラランの港や市内では非公式の両替商による不正レートや、白タクによる法外な料金請求が報告されています。両替は銀行・空港・ホテルを利用し、タクシーは乗車前に料金を合意してください。
周辺スポット
ターシャ保護センター(Philippine Tarsier and Wildlife Sanctuary)
チョコレートヒルズ展望台から南西に約25km(車で約30〜40分)
世界最小の霊長類・眼鏡猿(ターシャ)が生息する保護区。マホガニー林の中で自然に近い形でターシャを観察できる。フラッシュ・大声厳禁など保護ルールを徹底したエコツーリズム施設。
行き方: チャーター車またはカントリーサイドツアーのバスで移動。単独ではロボック行きのバスに乗りトライシクルに乗換。
運賃目安: 入場料50ペソ(約140円)
ロボック川リバークルーズ
チョコレートヒルズ展望台から南西に約25km(車で約30分)
ジャングルに囲まれた清流ロボック川を遊覧船でクルーズしながらビュッフェランチを楽しめる。地元の音楽・ダンスの文化体験もできる人気アクティビティ。
行き方: チャーター車またはカントリーサイドツアーで訪問するのが最も便利。
運賃目安: クルーズ・ランチ込み400〜600ペソ(約1,100〜1,700円)
バクラヨン教会(Baclayon Church)
タグビラランから東に約7km(チョコレートヒルズから南西に約50km)
1595年に建立されたフィリピン最古級のカトリック石造教会のひとつ。珊瑚石灰岩で建てられた建築は歴史的価値が高く、付属博物館では植民地時代の宗教遺物を展示している。
行き方: タグビラランからジープニーで約20〜30分(20〜30ペソ)。カントリーサイドツアーに含まれることが多い。
運賃目安: 入場無料(博物館は別途目安50ペソ)
旅の手配
行くと決めたら、現地での動き方に合わせて早めに済ませておきたい手配をまとめました。
通信・eSIM
現地用のeSIMはアプリだけで完結し、到着後すぐ使えます。出発前に準備しておくのがおすすめです。
トリファ(trifa)で見る※対応機種・料金プランは変わる場合があります。最新は公式サイトでご確認ください。
海外旅行保険(エポスカード)
年会費無料で海外旅行保険が自動付帯するクレジットカード。医療費が高額になりやすい国もあるため、短期の旅行でも補償の確認をおすすめします。
エポスカードで見る※補償内容・付帯条件は改定される場合があります。最新は公式サイトでご確認ください。
旅の実務データ
現地で困らないための判断材料をまとめました。
通貨・物価
- 通貨
- フィリピン・ペソ(PHP)
- 為替目安
- 1PHP ≈ 2.8円
- 物価水準
- 格安〜やや安め
1PHP≒2.8円(2026年10月時点の目安)。現地の食事・交通費は日本の3〜5分の1程度と非常にリーズナブル。高級リゾートやダイビングツアーは別途料金がかかる。
宿泊費の目安
- 予算宿
- 1,500〜4,000円/泊
- 中級ホテル
- 6,000〜15,000円/泊
格安はパングラオ島・タグビラランのゲストハウスやホステル。中級はパングラオ島のプール付きリゾートが該当。チョコレートヒルズ近くのカーマン町内は宿泊施設が少ないため、タグビラランまたはパングラオ島を拠点にすることを推奨。
ライドシェア
○ 利用可Grabはタグビラランおよびパングラオ島周辺で利用可能だが、ドライバー数がセブやマニラより少なくマッチングに時間がかかる場合があります。カーマン・チョコレートヒルズ方面はGrabよりホテル手配のチャーター車が確実です。
インフラ
タグビラランとパングラオ島はインフラが比較的整っており、主要ホテルには安定したWi-Fiがある。カーマン周辺の山岳内陸部では未舗装区間もあり、雨季は路面状況が悪化することがある。モバイルデータはGlobeまたはSmartが主要サービスで、観光地エリアでは概ね接続できるが山間部では電波が弱い場合がある。
言語の通用度
フィリピンは英語が公用語のひとつであり、観光地・ホテル・レストランのスタッフはほぼ英語で対応可能。日常会話も英語で問題なく通じるため、英語話者には旅しやすい環境。
一般の観光地では日本語はほとんど通じない。セブ発の日本語対応カントリーサイドツアーを予約すれば日本語ガイドが同行する場合がある。
向いている旅行者レベル
初めての東南アジア旅行者でも楽しめるが、セブからフェリーを利用するルートは乗継が多くやや慣れが必要。初心者にはパッケージツアーの利用を特に推奨。
年間訪問者数
ボホール島への年間訪問者数は約100〜150万人(フィリピン観光省統計の概算)。チョコレートヒルズ複合施設単体の入場者数は非公開。
混雑状況
- 平日
- 比較的空いており、開場直後の8時台は特に混雑が少ない
- 休日
- 週末・祝日は国内外からの観光客で混雑し、駐車場が満車になる場合もある
- ピーク時期
- 12〜4月の乾季が最も観光客が多く、特に1〜3月は韓国・中国・日本からの旅行者で最繁忙期となる
更新ログ
- 2026-10-19初版公開
出典
- チョコレートヒルズ完全ガイド【2026年】ボホール島への行き方・見どころ - CSPナビ
- Chocolate Hills Bohol: Entrance Fee, Hours & Viewing Deck (2026)
- 外務省 海外安全ホームページ フィリピン 危険・スポット・広域情報
- Bohol weather by month: climate averages - weather2travel.com
- Bohol-Panglao International Airport to Chocolate Hills - rome2rio
- 2026 Bohol Chocolate Hills Guide: Entrance Fee, Activities & Tips - Chill and Travel